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アウシュビッツとの出会い 「夜と霧」 第12回

もうタイトルは忘れてしまった。

小学校3年の時、
偶然、アウシュビッツ「惨劇」の写真集をみてしまった。

そうとうショックが強かった。
集められた靴、眼鏡、服、女性の髪、義足の山…。

つりさげられた多くの肢体(死体)
ガス室へおくられる裸の母子…。
射殺を待つ、目隠しされた人々の群れ。

無造作に積み上げられた死体の山。
その横で、ゆるやかに煙草をくゆらす管理者のような男たち。

いったいこれはなんだ?
ホロコーストという言葉を知る前の話。

世の中は、べトナム戦争と安保闘争で騒がしかった。

それから数年後に、
チャップリンの「独裁者」、「アンネの日記」などの映画をみることになる。
そして高校生のときに、V.E.フランクルの「夜と霧」を読む。
4622006014.jpg


巻末には、小学校の時にみた
数々の写真の一部が掲載されていた。

もちろん、日本人もおなじ過ちを犯したことは、当然知っていた。

人間は、歴史が始まって以来、戦争をおこし、人を殺すことをやめない。
そうか、自分もそうした「愚かで哀れな生き物」の末裔なんだ。
小学校3年のときに「抱いた」衝撃は、

宮崎駿「風の谷のナウシカ」を読むことで、おさえきれないほど高ぶり続けた。

神と野獣の間に、人間は生き続けている。
あれから25年、それは「宮崎駿漫画論」を書かせることになった最大の動機となっていた。
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manchi

Author:manchi
メディア、情報文化、マンガ、アニメーションなどの批評・研究などやっております小山昌宏です。著書『情報セキュリティの思想』(勁草書房)『宮崎駿マンガ論』『戦後「日本マンガ」論争史』(現代書館)など。

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